2004年12月13日

『F2A』vol.5 ようやく入手

品切れ続出の『F2A』vol.5、某都内ターミナル駅の大型店でようやく発見。26ページの薄い冊子のわりには690円とよいお値段がしますがどの記事も読み応えあり、オールカラーで充実してます。Free Access Asia編集部なるところ、大阪市にあるとのことです。大阪発の雑誌コードをとっていない雑誌ですがなかなかに頑張ってます。地方発の専門誌というのもありなのね。

さてKen Chuインタビューが目玉記事なわけですが、Kenちゃん、日本を美化しすぎですな。ただ、芸能人にとって日本は仕事しやすいところ、というのはおそらくそのとおりなんでしょう。日本人が中国(特に大陸)芸能界で仕事するのはとてもたいへん、ということの逆ですね。そのほか旭くんのアルバム関係の台湾レポートもあり。小さな活字で記事を詰め込んであるのは私好みですが、老眼の人にはつらいかも。

張國栄の半生のミュージカルを北京で上演なるニュース。主演俳優はレスリーの歩き方や視線を身につける訓練をうけたとかって、おい。主演俳優の陳志朋って、ニッキー・ウーといっしょに台湾で小虎隊やってた人かね? 3月に上海で初演だったそうです。そのときのニュースはこちら。似てはいるし芸歴もある人だけどね。没後1年で他人が演じるのは性急に思えるんですが、舞台の出来にもよる。
そういや小虎隊って10年前の台湾アイドルボーイズグループ、F4の大先輩ともいえる。
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2004年12月12日

『シルヴィア』ありがちな煮詰まり夫婦かも

夫にのめり込んで精神のバランスを崩す妻と、そんな妻から逃げるように浮気に走る夫。私の周りにも一歩手前の夫婦がいたりする。ありがちなカップルである。
ここで妻はピュリッツアー賞作家のシルヴィア・プラス、夫は桂冠詩人テッド・ヒューズ。文才が認められた美男美女だから、始末に悪くて映画になってしまったりする。

シルヴィアの生年は1932年。1963年にオーブンに頭をつっこんでガス自殺している。世に認められた夫と二人の子供とイギリスの田舎での生活、なんてのに満足できないところが創造の原動力になっているわけなんだけど、作品が認められたのは死後のこと。映画から読みとれる物語からは、彼女が生前幸福感を感じていたのはほんのわずかな時間であったとしか思えない。

「常に自分が不満なの」ってところから生み出される作品は人々の心を動かす力を持つ。が、常に満たされないものをかかえている当人は疲弊する。そうやって自分を世に問いかけている人ってのは、有名無名および手段を問わず実に沢山いる。映画になるまでの作品を残すようならば、端から見ていてまだ救いがあるが、たどり着く以前に倒れてしまう人も大勢いる。
そのへん実生活でそれなりにみているうちに、凡庸でも手の届く範囲で問うていきたいと思うようになったのは年を経て人間丸くなったということか、と個人的感慨を少々。

主演はグウィネス・パルトロウ。シルヴィアの学生時代はどこがいいのかよくわかんないが、結婚後の狂気がはいる時代ではぐっと魅力を増して美しくなる。嫉妬にまみれて客をもてなしたり、編集者を誘惑しようとしたり、アパートの管理人に父親を求めてみたりの変化ぶりが様になっている。にもかかわらず、作品として今ひとつこぢんまりとした印象なのは、芸術家としての姿よりも結婚生活に悩む普通の女の姿を強調した脚本のためか。

ここのところ欧米系映画では女性伝記ものが目につく。思い当たるだけでも『ヴェロニカ・ゲリン』、『フリーダ』、『ほんとうのジャクリーヌ・デュ・プレ』など。主演女優の熱演故の佳作が多い。


『シルヴィア』
監督:クリスティン・ジェフズ (2003年 イギリス・アメリカ)
posted by 夏居 at 02:37| Comment(1) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年12月06日

『部屋においでよ Come to My Place』はじまりました

F4全員脇役で出演という粋なドラマ『来我家[口巴]』がBS日テレではじまりました。本屋で原秀則の原作文庫本が「BS日テレでドラマ化」とか帯かけて売られていたが、いいんだろうか。ドラマ化はドラマ化でも台湾でってことをひとことも断らなくても。

『花様年華』やら『少林サッカー』やらアラーキーの写真集やら、小物が楽しい。仔仔の主題歌もよろしいです。主人公の同級生の一人に『流星花園』の青池和也くんをやった役者さんが扮している。第一話ではヴァネと旭がでてきた。


さてはて。巷で話題になっている『F2A』なる雑誌、渋谷のタワレコにはNo.4は数冊あったがNo.5は品切れとのこと。考天効果だ、きっと。
タワレコの近所の中華屋さんにドラマ『薔薇之恋』について問い合わせるも、お店の方には初耳だったよう。日本でF4に続くのは、鄭元暢か祐祐かと踏んでるんだが、まだ早すぎるのか。
通販で入手できないこともなさそうだが、うむ。
posted by 夏居 at 02:01| Comment(0) | 単行本・マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年12月05日

『中国魅録 「鬼が来た!」撮影記録』

カンヌ大好き日本人、カンヌ映画祭で賞を取った映画は結構話題になって大々的に宣伝される。『鬼子来了! (鬼が来た!)』は2000年のカンヌ映画祭でグランプリを取ったのに、主演は日本人の香川照之というのに、地味に単館で上映されておわってしまった作品である。
そりゃそうだよな。中国人が監督で、第二次世界大戦中の日本軍の兵隊が主人公だもんな。戦争やって上陸している中国で、農村に住み込んでとけ込んでしばらく生活したんだけど、やっぱり日本軍に帰っていく、てな話だもの。別に反日映画ってわけでもないけど、戦争の狂気はしっかり描かれてる、と私は思うんだが、戦時中の日本軍がなにをやったかって話は結構デリケート。このご時世、派手に宣伝するのは難しかろう。

さてはて映画の内容はおいといて、撮影中ぶち切れそうだった香川照之による日記をまとめたのが本書。4ヶ月、中国人スタッフらと共に過ごしたというが、日本の映画撮影の常識はまったく通用しない世界なんである。
読むだにすさまじい。衣装をなくす衣装部だとか、オートリバースのカセットテープレコーダーの使い方がわからない助監督だとか。言葉は通じず通訳はいい加減。宿ではお湯がでたりでなかったり、メイドたちは客の歯ブラシを捨ててその上に痰をはくありさま。映画ではロバと馬のファックシーンがでてくるが、これは合成ではなく、媚薬を使って無理矢理撮影したものだという。そんな現場を一人で仕切っていたのが監督の姜文。
中国おそるべし、なんである。無茶苦茶な人たちから映画が生まれる過程が記録されている。

国情のちがいというのはまだまだあって、それらは明らかに画面にあらわれる。東アジアといえども文化の違いやら人の考え方の違いというは少なからずある、というのはあちこち旅行していても感じられることである。仕事として滞在するとそれらの違いがストレスとしてのしかかるというのは当然のことであろうが、そのストレスを映画にとりこんで昇華させる手法には恐れ入る。おそらくは結果的なものなんだろうけど。

香川照之、常に怒ってるんだが、一方で映画への愛情のようなものが伝わってくる。その情熱に呑まれてもう一度、『鬼が来た!』を見たくなってくるのであった。



『中国魅録 「鬼が来た!」撮影記録』
香川照之 著 キネマ旬報社 2002年4月(本体 2000円)
posted by 夏居 at 01:23| Comment(0) | 単行本・マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年11月30日

『烈愛傷痕』最終回

全3回、無事終了いたしました。第3話はストーリーを楽しむ回。兄と弟、カレン・モクはどちらを選ぶのかってところが見所。全10回くらいになりそうな、もっとひっぱってしかるべきお話でしたがあっさり終了。『流星花園』直後のジェリーはともかく、カレン・モクと学ちゃん使ってればスケジュールが難しいか。

結局カレン・モクが主役のドラマではありますが、旭君の変化がちゃんとわかるようにつくってあります。第一話では可愛い18歳の高校生、第二話ではひねた大学生、第三話ではしっかりした大人に成長、と。ベテラン二人に胸を借りて旭君、しっかりこなしてます。第三話では、でも妙なコートきたりマフラーしたまま仕事してたな。

閑話休題。『流星花園』について、あまりにも素敵な形容とイラストに遭遇。貴女は「もっさり濃い」のを受け入れられるか。ここが分かれ道なんである。

posted by 夏居 at 22:46| Comment(1) | F4 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年11月29日

台湾版ドラマ『薔薇のために』見たいぞ。

『流星花園〜花より男子〜』メルマガをつらつらみてたら、
「『薔薇之恋』 台湾版エミー賞The Golden Bell Awards 受賞」なる記事。可米制作有限公司おそるべし。吉村明美の『薔薇のために』までドラマ化してたとは。

『薔薇のために』は、太っていて不細工な少女が祖母を亡くして母親が実は売れっ子女優であることを知り、美形だけど性格の歪んだ兄姉たちと暮らし始めることからはじまる壮大な物語なんである。主人公は怠け者で離婚歴のある姉、青い目のやたらハンサムで死んだ婚約者を想い続ける兄、女性と見まがうばかりの容貌でオカマの弟、みな父親が違うらしい。兄弟たちに最初家政婦扱いをされていた少女は、いつの間にか皆に愛されるようになっていく。
典型的少女マンガの絵柄をベースにし、コメディ、ロマンス、ミステリをつめこみながらも、家族とか愛とか幸福とかいうテーマに直球勝負で挑んで成功し、なおかつバランスがとれている希有な作品と、私は勝手に評価している。次々と新たな登場人物を投入することによる手を替え品を替えのドタバタコメディをつづけながら、主人公である少女のロマンスと出生の謎解きミステリが進展していくので、文庫本で9巻と結構な長さがある。
80年代にバリバリのフェミニズムマンガ『麒麟館グラフティー』を描いた作者が、90年代になって向かった先は「無償の愛」なのだった。両作品とも「女の幸せ」をテーマにしているんだが、時代の変化か作者の変化か。

この作品も『花より男子』同様熱烈なファンが多い。台湾にも原作ファンページがあるのを発見したのは2003年2月のこと。
2003年制作のこのドラマ、テレビ局のWEBサイトの登場人物紹介をみてみれば、やっぱり原作忠実路線らしいことが伺える。主人公の百合はS.H.E.のElla、可愛いアイドルのはずだが原作イメージ通りのおかっぱ頭の冴えない子になっている。残念ながら写真を見る限り、主人公が思いを寄せる兄・菫に黄志[王韋]は平面的な顔が苦しいかも。長姉の芙蓉、芙蓉を口説く漫画家猫吉はなかなかよろしい。無茶苦茶期待できるのが、弟・葵の鄭元暢。長髪で女の子っぽくて、でもカッコよくて原作そのまんま。主人公を振り向いてもらえないながらも明るく守り続け、原作でいちばん人気のキャラクターだったのが葵だったけど、鄭元暢もこの作品で大人気になったとか。かなり気になるぞ。

これは見たいぞ。いかん、これは『流星花園』をみはじめる前の状態である。日本でもまずスカパー!の中国語チャンネル(楽楽チャイナ)で放映するらしい。
1年以上放置されているとみられるコミックリズの日本語ページをみるに『ツルモク独身寮』やら『流星花園』をきっかけに、日本で人気のマンガがやたらドラマ化されているよう。台湾のページは現在つながらず。
日本で今、韓流に夢中な人たちが中国語ドラマにも手を伸ばす可能性は大きいとみる。わりと近い将来に日本語字幕つきで見えるんでないかと期待。
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2004年11月27日

F4 mania now spread to Japan.

韓国で Asia Song Festival とかいうイベントがおこなわれていて旭除いたF4がでるってんで久々にニュース検索。
「F4 mania now spread to Japan」とな。 中国語の仔迷サイトのBBSの書き込みですが、「F4迷日本に増殖」といったところか。BSfanの画像を差して「too old」とか、楽しいことになっている。日本語以外のF4掲示板、いずこも日本での流星花園ブームが話題になっていることでしょう。

そういえば先日レンタルビデオ屋にて、『流星花園』DVDを熱心にチェックしている二十代女子1名発見。東京でもMXテレビのお陰か、貸し出し状況は順調な様子。

よんさま(しつこく”さま”は敬称ではない)人気も最高潮か。韓流ブーム、なんだか一時のエヴァンゲリオンブームを思い出すのは私だけか。いつまでつづくか、しかし大衆が一つのものに熱狂するのが長く続かないってのは健全である、と思ったり。サッカーワールドカップといい、テレビ・映像を元にしたブームにはものすごく力があって、ブームが去った後もなにかを残している。

なお、検索の結果、ブランドものリュックを背負った刈り上げヴァネスに無事遭遇。うーん。。。

posted by 夏居 at 00:45| Comment(1) | F4 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年11月24日

『柔道龍虎榜』日本での公開おそらく未定のところになんですが

平日昼間、お仕事を抜け出して東京フィルメックスへ。『柔道龍虎榜』、月曜夜のチケットがとれなかったんで本日昼に鑑賞。月曜のチケットはあっという間に売り切れたとか。監督はジョニー・トー(杜[王其]峰) だし、出演者にルイス・クー、あーろん、こはる、カーファイとくれば、傑作を期待するのが香港電影迷というもの。

なのに、なんでこうなるのやら。なんで柔道なのか。黒社会がでてくるのか。タレント志望の女の子を登場させる必然性はどこにあるのか。結局なんなのやら。柔道を素材にした目の付け所は悪くないのに消化できてない。黒澤明でなくってアテネオリンピックに触発されて3日でつくったんと違うか、とつっこみたくなったのは私だけか。香港公開は7月8日ということなんでさすがにそれはないはず。

そうか、ジョニー・トーっていうんで『ザ・ミッション 非情の掟』とか『暗戦 デッド・エンド』を期待した私が悪かった。そういえばジョニー・トーってイーキンがマジシャンになる『暗戦 リターンズ』なんてのも撮ってたし。
純粋に香港オバカ映画として見れば、夜の路上でみんなでスーツ着て組み手やってたりして楽しい。あーろんの髪型はマンガチックだし。黒澤明の『姿三四郎』を見た上で見ればそれなりに見所満載なのかもしれないし。
でも、この作品をひっさげて「香港映画最前線~鬼才ジョニー・トーの映画術」って、いいのか。


『柔道龍虎榜』
監督:ジョニー・トー(杜[王其]峰) 香港 2004年
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2004年11月23日

「神話」と「F4」の個体認識

巷では「東方神起」が話題のところ、いまさら「神話」勉強中である。何故って、たまたまCDを借りたから。とりあえず『白鳥の湖』(曲のタイトルは『T.O.P.』)は傑作。

それなりに解説読んだり、ネットサーフィンしてるんだが今ひとつ個体認識がおいつかない。とりあえず固有名詞はいくつか覚えた。えっと、ドンゴン、アンディ、ヘソン、と空でいえるのは半分か。韓国にこの手のグループは多々あれど、神話に関しては異例に各人ソロ活動が活発で各自個性を発揮しているらしいが、よくわからん。なんだか脳内がこの間みたジャニーズJrとおんなじ状態になっているぞ。

こんな私がF4の個体認識に成功したのは、ドラマ『流星花園』があった故であることを再認識するのであった。認知する初期段階で、役の上での性格が本人のキャラクターになったんですな。華やかなジェリー、美少年の仔仔、運動神経よさげなVanness、のーっとしたKenという具合。これらは認知第一段階のことです。念のため。
どこかにF4はみんなロン毛で誰が誰やらよくわからん、というコメントがあったが、『流星花園』みていないとそうであろうぞ。

日本で一番有名なK-POPグループがおそらく「神話」だと思うんだが、F4と比べて日本語のインターネットサイトが格段に少ないのは何故なのか。YAHOO!の登録サイトは3つのみ。内容も各F4サイトに比べて薄い。
近くのレンタルビデオ屋のCDコーナーの韓流コーナーにはドラマサントラしかおいていない。いまさらながら韓流ブームとは、韓国俳優・女優ブームのことなのだった。そりゃたしかに、『冬のソナタ』の世界に入り込んで感動する40-60代日本女性がアップテンポのK-POPのラップ聴いている姿は想像するに難しいものがありますな。
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2004年11月21日

『烈愛傷痕』第2話

『烈愛傷痕』第2話でした。BSみれるF4迷の方々は楽しまれたことと思います。
空をバックに、高いビルの屋上にたつ旭と学ちゃんの絵がよろしかった。美しい構図に、立っているのが旭。見とれました。合間に屋上からみた台北の街が映し出される。内容にあわせて、画面の作り方は『流星花園』より凝っている。映画では青緑色のことが多い台北の空が、ここではくっきり水色。

久しぶりに公式サイトをみてみれば、F4ドラマとかいうページができている。順次日本放映してくれると嬉しいんだが。

HMVの書籍売り上げ予約チャートで旭君写真集がぶっちぎり一位だそうな。DVDの『第一次影音全記録 』が音楽予約オーダー4位になってるけど、これは今時点でか。ちなみに一位は平井堅。なんだかえらいことになっているみたいな。ちなみに、わたくし両方ともまだ予約してません。
posted by 夏居 at 23:57| Comment(0) | F4 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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