単なるアクセス数だけでなく「時間毎のアクセス」ってのがみえるのですが、ブログをたちあげた頃はほとんど自分しかみていないんでは、てなもんだったのが、1ヶ月たった今では、どう考えても自分がアクセスしたとは思えない時間にみてくださっている人がいる。アクセス数も多少増えてきている。
「検索」ワードってのもみえまして、どんなキーワード検索でここにたどりついたのかもわかる。今のところ多いのは「ABCDEF4」。購入を迷ってらっしゃる方、コンサートDVDを気に入った方ならば一見の価値はありますんでおすすめしておきます。ファンからのお手紙に埋もれているヴァネス君など、見所満載です。一般的にバラエティ番組のDVDってのはあまりないんでは、とも思います。
「おっ」と思ったのは「藍宇」で検索してきていただいた人がいたこと。これも傑作映画ね。「やおい」の世界を映画化するって、なんで中華圏は上手いんでしょうか。『美少年の恋』とか。どうも「やおい」と中華明星迷にはクロスオーバーする部分があるようにみえます。中華明星迷のサイトをみると奥の方に、警告つきで妄想小説が隠れていることが多々あります。因みに私は「やおい」関係は栗本薫どまりです。『小説道場』を単行本で読んでいるだけでおなかいっぱいになりました。べつに嫌じゃないですけど。
さて、先日コメントした『<美少女>の現代史』(ササキバラ・ゴウ 講談社現代新書)に「ブログは視線のさばき方を芸とする行為である」という指摘があった。端的な指摘だが、実際には視線の行方であるリンクを上手につかったブログは少ないのではなかろうか。
手軽な自己表現の手段としてブログは普及している。そこに+アルファの機能がはいる。忘備録、写真や画像の置き場、自己表現のさらにすすんだ自己アイドル化など。
ちなみに個人の意見の表明が盛んなアメリカでは911をきっかけにオピニオン表現の手段として普及し、もともと個人が日常を書き流す文化がある日本では日記として普及したという。ブログ普及の背景やその内容には、お国柄の違いもあるという記載をどこかで目にした。
注目すべきは、手軽なネットコミュニケーションツールとしてのブログの機能だろう。主に文章で構成されることが多いブログでは、作者のひととなり、もしくはネット上での人格が、これまでの掲示板や会議室よりもはっきりと形成される。伝えられるのは主に感情や感覚、ときにオピニオンとなる。他者はそれらをみた上で、作者とコミュニケーションをとることができる。この点が、知識や情報を伝えることが目的となることが多いホームページとは異なる。本や音楽、映画など一人で感覚的なものを得ることが多い趣味を他者と共有する楽しみを簡単に得るツールとして、ブログは強力だ。エンターテイメントが多岐にわたる今日、趣味が一致する人がまわりに、たとえいても数人ということが多いなか、同好の士と簡単にコミュニケーションをとることができる。そして趣味をはなれて他者とかかわること自体が目的化することもままある。
そんなわけで、ここんところ話題がF4や中華明星から離れていっているのにもかかわらず見てくださる人、コメントくださる方がいるのはうれしいことです。はい。