2004年11月08日

『花より男子』(日本映画 1995)

コミック『花より男子』の日本での実写版である。1995年の作品。劇場映画で78分にまとめられている。当時、かなり話題になったことを記憶しているが、いましがたようやくビデオで見終わったのであった。

内田有紀主演のB級アイドル映画である。こういうチープなテイストがたまらん人にはよろしかろうが、普通にみると、かなりつらい。内田有紀は原作と違ってショートカットだけど可愛いから許す。しかし、最後のカットはもうちょっといい表情の絵にしてやれなかったのか。
悲しいのはF4だ。金持ちにはみえないし、4人がオープンカーに乗って登場したり道明寺が裸に派手派手チョッキででてきたり。妙なところで原作に忠実で、道明寺はおもいっきりアホっぽい。ラストシーンでよくみるとハンサムなのに。谷原章介という役者さんで、現在も活躍中らしい。花沢類は藤木直人。類は難しい役どころだが、藤木直人は顔でカバーしている。演技についてはなにもいうまい。
美作と西門が全く描けていない、二人ともちょい役で、どっちがどっちかわからないどころか、その他大勢にとけ込んでしまっている。
女の子向けのコミックを、美少女アイドル映画にしたんだからムリがある、1時間ちょっとの映画での表現には制約がある、とはいうものの、コミックとは別の作品としてみるにしてもなんだか中途半端な作品。藤原紀香嬢映画初出演作として、歴史に残る一本ではあるようだが。

台湾ドラマ版が成功したのは、やっぱりF4の功績だ、と改めて思うのであった。主役の道明寺はアホなだけじゃだめなんである。もともと女の子向けのコミックなんだから、いい男に描かないと。類は仔仔のほうが上手いかも。というか、仔仔のほうがちゃんと演出してもらっている。美作と西門の描き方も重要。4人揃って、その他大勢よりも背が高くてガタイのいい男子で大正解。
また、設定を中途半端にせず、4人を徹底的なお金持ちにしたり、台湾の庶民的な町並みをほとんど使わなかったのも、ドラマの非現実性を高めている。日本版はそのあたりハンパであるが故にチープなんである。

台湾版の制作者は、当然日本での実写版を参考にしていると思われる。舞台となる大学の雰囲気、かなり似ている。台湾版では日本実写版にあちこちダメだしして反面教師にしてるんではなかろうか。監督、制作者の功績も大きい。

素材が同じでも、料理の仕方で見事に味わいが違う好例。


『花より男子』
(監督:楠田泰之 日本 1995年)
posted by 夏居 at 23:58| Comment(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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『花より男子』(日本映画 1995)

コミック『花より男子』の日本での実写版である。1995年の作品。劇場映画で78分にまとめられている。当時、かなり話題になったことを記憶しているが、いましがたようやくビデオで見終わったのであった。

内田有紀主演のB級アイドル映画である。こういうチープなテイストがたまらん人にはよろしかろうが、普通にみると、かなりつらい。内田有紀は原作と違ってショートカットだけど可愛いから許す。しかし、最後のカットはもうちょっといい表情の絵にしてやれなかったのか。
悲しいのはF4だ。金持ちにはみえないし、4人がオープンカーに乗って登場したり道明寺が裸に派手派手チョッキででてきたり。妙なところで原作に忠実で、道明寺はおもいっきりアホっぽい。ラストシーンでよくみるとハンサムなのに。谷原章介という役者さんで、現在も活躍中らしい。花沢類は藤木直人。類は難しい役どころだが、藤木直人は顔でカバーしている。演技についてはなにもいうまい。
美作と西門が全く描けていない、二人ともちょい役で、どっちがどっちかわからないどころか、その他大勢にとけ込んでしまっている。
女の子向けのコミックを、美少女アイドル映画にしたんだからムリがある、1時間ちょっとの映画での表現には制約がある、とはいうものの、コミックとは別の作品としてみるにしてもなんだか中途半端な作品。藤原紀香嬢映画初出演作として、歴史に残る一本ではあるようだが。

台湾ドラマ版が成功したのは、やっぱりF4の功績だ、と改めて思うのであった。主役の道明寺はアホなだけじゃだめなんである。もともと女の子向けのコミックなんだから、いい男に描かないと。類は仔仔のほうが上手いかも。というか、仔仔のほうがちゃんと演出してもらっている。美作と西門の描き方も重要。4人揃って、その他大勢よりも背が高くてガタイのいい男子で大正解。
また、設定を中途半端にせず、4人を徹底的なお金持ちにしたり、台湾の庶民的な町並みをほとんど使わなかったのも、ドラマの非現実性を高めている。日本版はそのあたりハンパであるが故にチープなんである。

台湾版の制作者は、当然日本での実写版を参考にしていると思われる。舞台となる大学の雰囲気、かなり似ている。台湾版では日本実写版にあちこちダメだしして反面教師にしてるんではなかろうか。監督、制作者の功績も大きい。

素材が同じでも、料理の仕方で見事に味わいが違う好例。


『花より男子』
(監督:楠田泰之 日本 1995年)
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