2004年11月05日

『向左走・向右走 (Turn Left, Turn Right)』ターンレフト・ターンライト

ジョニー・トー〈杜[王其]峰〉のラブコメである。ジョニー・トーといえば、『暗戦 デッド・エンド』に『ザ・ミッション  非情の掟』と、ハードボイルドな男の世界をカッコよく描く監督だ。それが、金城武クンとジジ・リョン(梁詠●)のラブストーリーである。

これがまた、かわいいんである。好きあっているのに、いつまでも出会えない二人。いろんなところですれ違っているのに、部屋さえも隣なのに、本人たちは気がついていない。あり得ない、あほらしい、といってしまえばそれまでの話なのだが、観ていてつい、はらはらしてしまう。
脚本がしっかりしているんである。主役の二人にはそれぞれおじゃま虫がくっつくのだが、その絡み方もよろしい。しかし、冒頭で金城君を誘惑しようとする怖いおねえさんには全く意味がない。

主演の二人はいうまでもなく美男美女。金城君はバイオリン弾き。バイオリンを弾く男というと、つい『流星花園』の花沢類を思い出すが、バイオリンは中華圏美青年のキーアイテムのようだ。ジジ・リョンは『烈火戦車』でアンディ・ラウの相手役としてみたのが最初。烈火戦車が1995年の作品だから、もう10年近く売れっ子なわけで、でもまだ28歳で、立派なもん。日本でも『再見 またあう日まで』がヒットしたし。イーキンとは長いし。こういう甘いラブストーリーの主役にぴったりはまる。可愛い格好で登場するんだけど、その長いマフラー、危なくないか?

舞台は台北。主人公二人の部屋が広くてお洒落で、貧乏とはとてもいえないのは仕方ない。台北の街の描き方がさりげなくていい。『流星花園』みたいにトレンディスポットで固めず、かといって『夢遊ハワイ』ほど泥臭くもなく。ナチュラルでお洒落におさえている。

原作は台湾の絵本。中華圏でのベストセラーということ。雰囲気がわかるサイトはこちら。日本でも出版されているがあまり話題にならなかったような。ほんわかした雰囲気が映画に活かされていることに納得する。
ずっとあきらめずに思っていれば縁は必ずある。たとえ邪魔するものがあったとしても二人は出会うことができる。ジョニー・トーのラブストーリー、隙はあれども、恋に前向きになれる小品に仕上がっている。

レディース・デーの午後の回に鑑賞。映画館には金城君目当てと思われる女性が列をなしていた。


『ターンレフト・ターンライト』
原題 向左走・向右走 (Turn Left, Turn Right)
監督:ジョニー・トー (香港 2003年)
posted by 夏居 at 00:17| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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『向左走・向右走 (Turn Left, Turn Right)』ターンレフト・ターンライト

ジョニー・トー〈杜[王其]峰〉のラブコメである。ジョニー・トーといえば、『暗戦 デッド・エンド』に『ザ・ミッション  非情の掟』と、ハードボイルドな男の世界をカッコよく描く監督だ。それが、金城武クンとジジ・リョン(梁詠●)のラブストーリーである。

これがまた、かわいいんである。好きあっているのに、いつまでも出会えない二人。いろんなところですれ違っているのに、部屋さえも隣なのに、本人たちは気がついていない。あり得ない、あほらしい、といってしまえばそれまでの話なのだが、観ていてつい、はらはらしてしまう。
脚本がしっかりしているんである。主役の二人にはそれぞれおじゃま虫がくっつくのだが、その絡み方もよろしい。しかし、冒頭で金城君を誘惑しようとする怖いおねえさんには全く意味がない。

主演の二人はいうまでもなく美男美女。金城君はバイオリン弾き。バイオリンを弾く男というと、つい『流星花園』の花沢類を思い出すが、バイオリンは中華圏美青年のキーアイテムのようだ。ジジ・リョンは『烈火戦車』でアンディ・ラウの相手役としてみたのが最初。烈火戦車が1995年の作品だから、もう10年近く売れっ子なわけで、でもまだ28歳で、立派なもん。日本でも『再見 またあう日まで』がヒットしたし。イーキンとは長いし。こういう甘いラブストーリーの主役にぴったりはまる。可愛い格好で登場するんだけど、その長いマフラー、危なくないか?

舞台は台北。主人公二人の部屋が広くてお洒落で、貧乏とはとてもいえないのは仕方ない。台北の街の描き方がさりげなくていい。『流星花園』みたいにトレンディスポットで固めず、かといって『夢遊ハワイ』ほど泥臭くもなく。ナチュラルでお洒落におさえている。

原作は台湾の絵本。中華圏でのベストセラーということ。雰囲気がわかるサイトはこちら。日本でも出版されているがあまり話題にならなかったような。ほんわかした雰囲気が映画に活かされていることに納得する。
ずっとあきらめずに思っていれば縁は必ずある。たとえ邪魔するものがあったとしても二人は出会うことができる。ジョニー・トーのラブストーリー、隙はあれども、恋に前向きになれる小品に仕上がっている。

レディース・デーの午後の回に鑑賞。映画館には金城君目当てと思われる女性が列をなしていた。


『ターンレフト・ターンライト』
原題 向左走・向右走 (Turn Left, Turn Right)
監督:ジョニー・トー (香港 2003年)
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