2004年10月27日

貧富の格差はあれども楽観論

コメントのお返事かいてたらまた長くなったので独立させちまいます。

なんやかんやといったって、世界はけっこうゲンキンである。今の日本ではアジアよりアメリカのポップカルチャーのほうがメディアにのりやすいのは、単純にアメリカのほうがお金持ちだから、という側面がある。お金があれば人をおどろかせるような作品をつくることは、おそらくは、ないよりも容易い。広告や宣伝にも費用はかかる。政治的・経済的な関係にしても、往々にしてお金持ちの国のほうが優先される。みんなが関心をもつから情報もはいりやすい。
韓流ブームとて、韓国が経済力をつけてきたことと無縁ではないだろう。先日コメントした 『 哈日族 -なぜ日本が好きなのか-』によると、台湾でも2001年に韓流ブームがあったとのことだが、制作費が安く日本ドラマに似たものとして韓国ドラマがうけたらしい。しかし、日本の韓流ブームは、制作費の安さ故ではない。『冬のソナタ』が爆発的人気をよんだのは、そのクオリティによる。ゲンキンな日本はお金持ちの国なんである。

中国・台湾やほかの国が経済力をつけていくにつれて、状況は少しずつかわるだろう。
台北にはじめていったのは、1998年。そう昔のことではないのだが、その頃なかった地下鉄が今はできている。
バンコクもすさまじい。このあいだ、4年ぶりにあそびにいったら、ここは香港か、と見まがうばかりになっていた。あちこちに建築中の建物がある。高級ファッションビルが何軒もできていて、化粧品やらお洋服やら、得られているものは日本と同じ。値段も同じ。M.A.C.の化粧品売り場では若いタイの女の子が化粧してもらってた。屋台の汁そばが50円程度の、タイの庶民の物価からすると、とんでもない値段でないかと思うのだが、街には制服姿の中高生がいっぱいふらふらしている。4年前は学生が街であそんでたりしなかったよな、ということはやっぱり中産階級層の生活が豊かになっているんだろう。

ただ、これらは首都でのこと。台湾はともかく、タイの地方都市や田舎がどうなっているのかまでは、行ってないからわからない。先富論というやつかもしれない。私がみてきたものは、私がみたものでしかない。が、中国だけでなく、アジアの国々のここ10年の成長はめざましいことは、おそらく間違いない。そして、よく指摘されていることだが、これらの国の子供や若者は元気だ。

矛盾はいろんなところにある。すぐになにかができるというわけでもない。まずは、関心を持ち続けること。できれば自分の目でみること。何故って、面白いし楽しいから。文化的なちがいとか歴史的背景とかの知識はそうこうしているうちに身についてくる。なにかやりたくなったらやればいい。あと、自分たちの足下を崩さないようにすること。
自分が年老いた頃、これらの国々の今がテレビやインターネットをつければ流れ込んでくるようになることを楽しみにしている。楽観的なんである。







posted by 夏居 at 01:15| Comment(1) | TrackBack(0) | 中華圏いろいろ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
いつもながら,内容の濃いブログですね.
いろいろ考えさせられます.
>台湾でも2001年に韓流ブーム
そんなこともあったんですね.
理由はいろいろあれども,アジアの文化が盛んにいろんな国を出入りしていることは,とってもいいことだと思います.
Posted by みーか at 2004年10月27日 08:52
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2004年10月27日

貧富の格差はあれども楽観論

コメントのお返事かいてたらまた長くなったので独立させちまいます。

なんやかんやといったって、世界はけっこうゲンキンである。今の日本ではアジアよりアメリカのポップカルチャーのほうがメディアにのりやすいのは、単純にアメリカのほうがお金持ちだから、という側面がある。お金があれば人をおどろかせるような作品をつくることは、おそらくは、ないよりも容易い。広告や宣伝にも費用はかかる。政治的・経済的な関係にしても、往々にしてお金持ちの国のほうが優先される。みんなが関心をもつから情報もはいりやすい。
韓流ブームとて、韓国が経済力をつけてきたことと無縁ではないだろう。先日コメントした 『 哈日族 -なぜ日本が好きなのか-』によると、台湾でも2001年に韓流ブームがあったとのことだが、制作費が安く日本ドラマに似たものとして韓国ドラマがうけたらしい。しかし、日本の韓流ブームは、制作費の安さ故ではない。『冬のソナタ』が爆発的人気をよんだのは、そのクオリティによる。ゲンキンな日本はお金持ちの国なんである。

中国・台湾やほかの国が経済力をつけていくにつれて、状況は少しずつかわるだろう。
台北にはじめていったのは、1998年。そう昔のことではないのだが、その頃なかった地下鉄が今はできている。
バンコクもすさまじい。このあいだ、4年ぶりにあそびにいったら、ここは香港か、と見まがうばかりになっていた。あちこちに建築中の建物がある。高級ファッションビルが何軒もできていて、化粧品やらお洋服やら、得られているものは日本と同じ。値段も同じ。M.A.C.の化粧品売り場では若いタイの女の子が化粧してもらってた。屋台の汁そばが50円程度の、タイの庶民の物価からすると、とんでもない値段でないかと思うのだが、街には制服姿の中高生がいっぱいふらふらしている。4年前は学生が街であそんでたりしなかったよな、ということはやっぱり中産階級層の生活が豊かになっているんだろう。

ただ、これらは首都でのこと。台湾はともかく、タイの地方都市や田舎がどうなっているのかまでは、行ってないからわからない。先富論というやつかもしれない。私がみてきたものは、私がみたものでしかない。が、中国だけでなく、アジアの国々のここ10年の成長はめざましいことは、おそらく間違いない。そして、よく指摘されていることだが、これらの国の子供や若者は元気だ。

矛盾はいろんなところにある。すぐになにかができるというわけでもない。まずは、関心を持ち続けること。できれば自分の目でみること。何故って、面白いし楽しいから。文化的なちがいとか歴史的背景とかの知識はそうこうしているうちに身についてくる。なにかやりたくなったらやればいい。あと、自分たちの足下を崩さないようにすること。
自分が年老いた頃、これらの国々の今がテレビやインターネットをつければ流れ込んでくるようになることを楽しみにしている。楽観的なんである。







posted by 夏居 at 01:15| Comment(1) | TrackBack(0) | 中華圏いろいろ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
いつもながら,内容の濃いブログですね.
いろいろ考えさせられます.
>台湾でも2001年に韓流ブーム
そんなこともあったんですね.
理由はいろいろあれども,アジアの文化が盛んにいろんな国を出入りしていることは,とってもいいことだと思います.
Posted by みーか at 2004年10月27日 08:52
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