さて、第一話の感想。こじんまりとよくまとまっている。さすが評価の定まっている若手俳優を主要な役に据えただけのことはある。日本の役者、器用である。第一話をみるかぎりでは、奇をてらわず、原作に沿って仕上げている。つくしの家族もそのまんま。しかし、桜子がいきなりつくしの友人ででてくるのは、制作上の都合か。
つくしの井上真央が、どのようにこれからはじけていくかが見所だろう。第一話では気弱なふつうの女の子として演出されている。井上真央、ちょっと可愛い普通の女の子で、大Sよりもアクは弱い。
F4は、内田有紀主演の映画版よりよほどいい。比較の対象が対象だが。松本潤は眉毛を濃くしっかり描いて、パイナップル頭ではないものの原作イメージの道明寺になっている。類は、第一話をみるかぎりでは、許容範囲。小栗旬、顔かわいいし。美作、西門の見せ場はそれほど多くなかった。とりあえず松田龍平に似ている方が西門役らしい。
なんといっても、もともと日本の高校が舞台なんだし原作に近いのは日本テレビドラマ版。これもわるくはないんだけど、結果的に台湾版のすごさを際だたせる作品になりそう。たぶん演技は、ジェリー・イェンよりも松本潤のほうが、バービー・スーよりも井上真央のほうがはるかに上手い。それだけに、台湾版の、未熟な役者たちが体当たりで必死で役にぶつかることからでてくる勢いには絶対にかなわない。
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原作と比べると台湾版は大人で日本版のほうがあっているけど、「F4]のお金持ち、かっこよさ的な所が日本版には・・
「道明寺」の単純バカでも一途さとかジェリーの方がすごく伝わりました。
「類」ヴィックと小栗君とだと、ヴィックの「類」の方がイメージはピッタリだったし・・
日本版もまとまると原作に近いキャスティングを揃えたなとは思えるけど、「流星花園」派です。
話はもともとギャグ入りなので面白いですが、あっという間で・・・寂しいです。
あとエレベーターシーンのときどうしてもお金持ちの道明寺ではなく、今風の子になってって少し???と思いました。