手元の『地球の歩き方 香港』は1996年版。香港返還前後、安い夜便のNWやらUAで香港に一人で遊びに行っていた頃があった。なにがしたかったのかはよくわからない。安定した収入を得るようになり、生活が安定したところで、少しだけ自分の居場所の座標をずらすことができる街が、アジアの街だったのだと思う。なかでも香港は、どういうわけか学生時分からの憧れの街だったこともあり頻繁に行った。
香港を「ごちゃごちゃしたところ」「汚い」「面白くない」と評する人もいる。が、街のせわしなさ、近代的と古くて小汚いものがいりまじったところから沸き立つエネルギーが心地よかった。日本の「スイカ」よりも先に、交通機関に「オクトパスカード」を導入したのは香港である。アジアの東の田舎・日本からの旅行者は感激した。
ここ数年、香港から離れていた。空港があたらしくなってからは2,3回しか行っていない。そんなところにF4がコンサートという知らせ。F4が、というよりも香港が呼んでいるのである。いかずにおれるか。スケジュール調整は可能だし。マイルはあるし。
いや、F4迷ならば普通、何年かぶりにF4が揃ってコンサートってところに注目すべきなんでしょう。
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