2004年11月12日

『日記-「ヘブン・アンド・アース」中国滞在録』ひょっとすると映画よりも面白い撮影日記

アジアの映画やらドラマやらに、日本の役者が出演するのは珍しいことではなくなっている。『ヘブン アンド アース (天地英雄)』には中井貴一が準主役で出演していた。
中井貴一といえば、最近ノースウエスト航空の機内誌にでてたのを思い出す。オレゴンはすばらしい、というテーマのえらく気障な記事であった。結婚してどうのこうの、ってのろけまくってるし。質のいい売れ筋の映画やドラマに多数でている、騒がれすぎることもなくてそこそこ売れてる順風満帆な二枚目二世俳優という認識は、たぶん一般的なものだろう。

が、『ヘブン アンド アース (天地英雄)』では中国人のスタッフ、キャストの間に日本人一人放り込まれて、かなり苦労したらしい。
中井貴一は撮影当時の日記を軸にした体験記を著している。映画の撮影過程、本人の焦燥感、中国人キャストやスタッフの様子が記録されている。秘密主義の監督への不信感とか、主演女優のヴィッキー・チャオがおこした騒動とか、中国側の関係者には読めないから書けるんだろう、というような裏事情満載。
内容の面白さもさることながら、過酷な環境であっても自分の役をやりとげるのがプロの俳優である、というわけで中井貴一を見直したのであった。タレント本の枠にとどまらず、一体験記として読める内容の濃い本である。

日本の役者が他のアジア各国の映画やドラマに出演すること、最前線にいる当事者にとってはまだまだ大変なことのようだ。言葉の問題は大きい。さらに国によるやり方のちがい、というのがあるわけで、でもそれを乗り越えようとする過渡期が現在であるわけで、なかなかよい時代を共有している、といえる。今は日本の役者が他の国の作品に出演する場合が多いが、そのうちアジア各国の役者が、日本の作品で活躍することが多くなるかもしれない、と思うとなかなか楽しい。

『ヘブン アンド アース (天地英雄)』(2004年 2月)は中国歴史物大作映画である。主役をはっているのはヂァン・ウェン(姜文)おじさん。力作であるが、最近この手の映画、多いのである。ポイントは、やっぱり日本人が準主役で出ずっぱりのところか。


『日記-「ヘブン・アンド・アース」中国滞在録』
中井貴一 著 キネマ旬報社 2004年2月  1575円 
posted by 夏居 at 23:53| Comment(0) | 単行本・マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

2004年11月12日

『日記-「ヘブン・アンド・アース」中国滞在録』ひょっとすると映画よりも面白い撮影日記

アジアの映画やらドラマやらに、日本の役者が出演するのは珍しいことではなくなっている。『ヘブン アンド アース (天地英雄)』には中井貴一が準主役で出演していた。
中井貴一といえば、最近ノースウエスト航空の機内誌にでてたのを思い出す。オレゴンはすばらしい、というテーマのえらく気障な記事であった。結婚してどうのこうの、ってのろけまくってるし。質のいい売れ筋の映画やドラマに多数でている、騒がれすぎることもなくてそこそこ売れてる順風満帆な二枚目二世俳優という認識は、たぶん一般的なものだろう。

が、『ヘブン アンド アース (天地英雄)』では中国人のスタッフ、キャストの間に日本人一人放り込まれて、かなり苦労したらしい。
中井貴一は撮影当時の日記を軸にした体験記を著している。映画の撮影過程、本人の焦燥感、中国人キャストやスタッフの様子が記録されている。秘密主義の監督への不信感とか、主演女優のヴィッキー・チャオがおこした騒動とか、中国側の関係者には読めないから書けるんだろう、というような裏事情満載。
内容の面白さもさることながら、過酷な環境であっても自分の役をやりとげるのがプロの俳優である、というわけで中井貴一を見直したのであった。タレント本の枠にとどまらず、一体験記として読める内容の濃い本である。

日本の役者が他のアジア各国の映画やドラマに出演すること、最前線にいる当事者にとってはまだまだ大変なことのようだ。言葉の問題は大きい。さらに国によるやり方のちがい、というのがあるわけで、でもそれを乗り越えようとする過渡期が現在であるわけで、なかなかよい時代を共有している、といえる。今は日本の役者が他の国の作品に出演する場合が多いが、そのうちアジア各国の役者が、日本の作品で活躍することが多くなるかもしれない、と思うとなかなか楽しい。

『ヘブン アンド アース (天地英雄)』(2004年 2月)は中国歴史物大作映画である。主役をはっているのはヂァン・ウェン(姜文)おじさん。力作であるが、最近この手の映画、多いのである。ポイントは、やっぱり日本人が準主役で出ずっぱりのところか。


『日記-「ヘブン・アンド・アース」中国滞在録』
中井貴一 著 キネマ旬報社 2004年2月  1575円 
posted by 夏居 at 23:53| Comment(0) | 単行本・マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。