東京国際フォーラム、少なくとも1Fは満席。圧倒的に女性が多い。メンバーの名前入りの団扇、扇子も多数みられ、客席のみなさん、なかなかに力が入っている。
ステージはなかなかにパワフルでよろしかった。韓国語の響きがラップと実によくあう。意味はわからなくとも耳に心地よい。
バックダンサーとメンバーが入り乱れるのはにぎやかでよろしいが、誰がメンバーで誰がそれ以外なのか、正直、よくわからなくなった。移り変わりが激しいといわれる韓国芸能界で97年のデビュー以降、8年もがんばってきたトップグループである。誰でもいい、というのはまずかろう。6人のみのステージがシンプルで力強くよろしかったのだが、残念ながらわずかであった。
にわか迷は2時間の間、誰が誰なのか、個体認識におわれたのであった。ヴォーカルのヘソンとミヌはわかったが、なんだか皆雰囲気が似ている。歌もダンスもルックスも、みんなかなりのレベル。整いすぎてるんである。目を引いたのは、いちばん小さい(といっても175cmあるらしい)のによくがんばっていたミヌか。どうやら韓国でも彼が一番人気だとかで、一人だけ目立つ衣装を着ていたりした。人の、どこか足りないところ、欠けているところは個性となり、そこに惹きつけられるのであった。