さて、F4表紙の『BSfan』11月号ですが、なかなかよいです。Kenの写真うつりがよろしく、すごい美形にみえる。この人、大陸的で隣のお兄ちゃん的な印象だったんですが。太りやすいたちみたいだし。
『流星花園II』の紹介では台湾と日本のプロデューサのコメント付き。台湾のプロデューサでF4の母といわれる柴智屏氏、WEBでの情報収集がおっついていなかったところに写真付きででているのがうれしかった。男性プロデューサと超売れっ子女性アイドルの組み合わせ、「秋元康+おニャン子クラブ」「つんく♂+ハロプロ」「小室哲哉+いろいろ」などなど、日本ではよくある成功例ではありますが、女性プロデューサ+男性アイドルで大成功した例って、日本ではあまりないんでなかろうか。面に出てないだけなんでしょうか。テレビドラマのプロデューサとして成功している女性は最近みかけますが。台湾および中華圏でF4が成功して柴智屏氏がクロースアップされるってのは、現象として興味深い。
日本側プロデューサのコメントには「日本のコミックを台湾人が演じ、それが中華圏でも人気となり、日本に戻ってくる」とある。このドラマの面白いところはまさにこの点。国際交流とか親善ってのは、お役所が旗を振ることも必要ですが、結局民衆が自ら求めていくようになってこそである。感情をゆるがす文化的なものを共有することによって、大衆が深いところでの共感を互いにもてるようになる。中華圏、朝鮮半島、東南アジア、日本あたりの地理的に近い国々がおなじものを楽しむのは素敵なこと。平和で楽しい時代にあるってこと。
そういう意味で、最近の韓流ブームってのもいいことだな、とは思う。ブームがおわっても、韓国のドラマを見続ける人は見続けていくだろうし。
ただし私の趣味とはややあわないのだ。韓国の恋愛ものは、全般的に情念みたいなのが強調されすぎる。かの「冬ソナ」も、ついていくのがやっとだった。観ることは全部観て、途中から観ずにいられなくはなったんだけど、放送がおわるとおなかいっぱい。ヨンさまってのが、いまひとつ私の口にあわなかったのか。くれぐれもこの場合の「さま」は固有名詞の一部である。映画でも『LIES ー嘘ー』なんて情念どろどろの世界そのもの。『イルマーレ』もそうねぇ、ってところでしょうか。『猟奇的な彼女』は面白くみたんですが。
ハードディスク復旧が10/2の東京MXTVでの『流星花園』放映開始に間に合い、かなりほっとしている。Macでテレビ録画をしているのである。レンタルDVDで最終話までみたけれども、日本語吹き替えでも観るのだ。